川瀬 とし江

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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発売日: 2006-11
発売元: 文理閣
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「あしたにいっぽ―重症心身障害児二人の子育て」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「あしたにいっぽ―重症心身障害児二人の子育て」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「あしたにいっぽ―重症心身障害児二人の子育て」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
自立支援法の今だからこそ読んでほしい1冊
二人の重症心身障害児を育てたお母さん(川瀬さんは滋賀県在住)の感動のルポ。今から30年前、障害児という言葉も知らなかった川瀬さんは、突然、障害児の親になります。病院探しや宗教の勧誘に翻弄される中で自分を責め、何度も死を考えます。しかし、死の淵から救い出してくれたのは他でもない二人の子どもたちの笑顔でした。「在宅」にしたくない、家族一緒に暮らしたい!ひたむきな姿は多くの人たちの共感を呼び、障害児のサマースクール、作業所、重症児の通所療育事業・・・次々と運動を成功させていきます。そして、最愛の子どもの死。命の重みと親の愛情、とりまく人々のぬくもり。あの糸賀一雄のことば「この子らを世の光に」を実感することができます。自立支援法の厳しい今だからこそ、全国の障害児・者、親御さん、関係者にぜひ読んでほしい1冊です。きっと励まされると思います。
